俳優の市原隼人(37)が22日、東京・足立区内の中学校で行われた、映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(綾部真弥監督、5月24日全国公開)のイベントに出席し、学生たちに人生を楽しむヒントを伝えた。

市原は、学内の給食の時間にサプライズ登場。生徒たちと一緒に給食を味わい、交流した後は体育館で綾部監督らとともに生徒からの質疑応答に応じた。

同映画は1980年代を舞台に、給食命の中学教師・甘利田幸男(市原)と給食マニアの生徒との「おいしい給食」を巡る熱き闘いを描く物語。ドラマ版は3シリーズ、劇場映画2本と根強い支持を持つ人気シリーズだ。市原が演じる甘利田が給食愛全開ということもあり、生徒は「プライベートで全力なことは?」と質問。「僕はバイクや乗り物が好き。古い物では50年以上前のバイクも持っていて、自分でエンジンを組んだりしています」と趣味を挙げ、「いつかそれでアメリカを横断できたらいいなと思います」と野望を明かした。

また、好きなものを突き詰めることの大切さに触れ「人に笑われても好きなものは好きと人生を謳歌(おうか)する気持ち、自分を信じることを諦めないでほしい、という思いがあります。こっけいな姿でも、好きなものを好きと言って人生を楽しんでもらいたい」と生徒たちにアドバイスを送った。

綾部真弥監督、岩淵規プロデューサー、近藤やよい足立区長も出席。