俳優の市原隼人(37)が22日、東京・足立区内の中学校で行われた、映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(綾部真弥監督、5月24日全国公開)のイベントに出席し、自身の学生時代について明かした。

市原は、学内の給食の時間にサプライズ登場。生徒たちと一緒に給食を味わい、交流した後は体育館で綾部監督らとともに生徒からの質疑応答に応じた。

生徒から、学生時代について問われると、「校庭を逆立ちで1周とか、良く模範演技でみんなの前でやっていました」と告白。この日も生徒らの前で実演。2歳から習っていたという器械体操で習得した腕前を披露し、会場を沸かせた。

中学時代の夢についても言及。「器械体操と水泳をやっていたので、水泳の選手になりたいと思ってました。あとは警察官。純粋に悪を倒す正義感が好きでした。プロレスラーもいいなと思っていましたが、体があまり大きくないので、プロレスラーの営業マンもいいなと」と当時を振り返った。

これから夢を追う世代に向け「どんなこともできなくて当たり前。諦めなければ何にでもなれるという可能性を秘めていることを忘れないで」とエール。「自分が若いときは『良い日になればいいな』とか思ったりして、人のせいにしていたのは間違いでした。自分が良い環境にする努力をするべきだった。全ては自分次第。365日24時間、自分次第で良い日になる分岐点にいることを忘れないでほしい」と投げかけた。

同映画は1980年代を舞台に、給食命の中学教師と給食マニアの生徒との「おいしい給食」を巡る熱き闘いを描く物語。ドラマ版は3シリーズ、劇場映画2本と根強い支持を持つ人気シリーズ。

綾部監督、岩淵規プロデューサー、近藤やよい足立区長も出席。