俳優吉田栄作(55)が22日、フジテレビ系「ぽかぽか」(月~金曜午前11時50分)に出演。デビュー当時に“犬猿の仲”とも言われた中山秀征(56)との関係について話した。

吉田は「(当時の所属大手事務所に)中山秀征さんという素晴らしい先輩がいらっしゃいまして」と話し「最初の出会いは(事務所の)エレベーターで中山さんが上がってこられた。僕が帰るときだった。エレベーターの扉が開いた。あっ、先輩だ、と思うじゃないですか」とその時の情景について説明した。

さらに吉田は「とっても丁寧な方なんで、90度に曲げて『どうも初めまして中山です』と言っていただいて、そのまま、通り過ぎたように中山さんには見えた…らしいんです」と話して「あいさつしてましたよ、背中で」と語った。

吉田は「けっこう、あとを引きました」と思い出しながら語った。その後、中山と初めて飲みに行った時、吉田は「ちょっとギクシャクしていたんです」と話し中山から「何であのとき、あんな態度をとったんだ?」と問われて、背中であいさつしたとして和解したものの、歌手矢沢永吉(74)の話になったという。

吉田は「中山さんは矢沢さんが大好き。で『先輩、僕の方が好きですよ』と言ってしまった」という。そこで中山が「じゃ、オマエ、どのぐらい好きなんだよ」と言い始めて口論に近い状態になったという。

その時に吉田は、たまたま持っていた矢沢の著書「成りあがり」を見せて「僕は毎日、これを持ち歩いているんです」と中山の前に同書を突き出したという。 出演者から「エー」と言われたが、MCハライチ岩井勇気(37)は「たまたまですよね。でも持っていて良かったですね」と話した。

吉田は「そこで中山さんは”参りました”と頭をさげました」と語った。MCハライチ澤部佑(37)から「勝ったんすね」と話しかけられ、吉田は「勝った」とかみしめるように話した。

澤部は「それ、秀さんが方々で話して”あいつ、いつも持ってるんだよ”、伝説になったんだな」とまとめていた。