22年10月に交通事故に遭い81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻、歌手三代純歌(56)が「女性自身」発行元の光文社に名誉毀損(きそん)をめぐり、4400万円の金銭賠償を求める裁判の第1回弁論が24日、東京地裁で行われた。

訴状では三代が加藤茶(81)に「こうなったのはあんたのせいだ!」などと叱られた、戒名料を着服しようと相談したなどの記事が虚偽であるとし、三代の社会的評価の低下や精神的損害を主張。前日23日には主婦と生活社との公判があり、三代は2日連続で出廷。「全くのうそ。『悪妻』に(見えるよう)仕向けて書かれたことが本当に許せない」と語った。ほか新潮社を加えた3社に名誉毀損されたとして、計8250万円の訴訟を起こしており、刑事告訴も申請。光文社側は「記事によって原告の社会的評価が低下したものではない」と請求の棄却を主張した。