ミュージシャンのヒャダイン(43)が、24日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜午後11時17分=関西ローカル)に出演。作曲家事情を語った。

番組では昭和、平成、令和の「好きなアニソン」アンケートランキングを発表。進行のかまいたちらとトークを展開した。

ヒャダインが手がけ、東方神起が歌ったアニメ「ONE PIECE」の主題歌「Share The World」(09年)に話題が及び、ヒャダインは「あれ、全然売れてないころで、コンペ(公募)だったんですよ」。当時はまだ無名で、アルバイトも並行していたといい「東方神起で歌いますので-と募集されて。まったく売れてなかったんですけど、なぜか、絶対通るやろと思ってて」と語った。

とはいえ、その後「半年ぐらい」連絡がないままだった。当時「関係ないですけど、僕、痔(じ)だったんですけどね。肛門科行ってて、で、待ってたら電話かかってきて。ほんとに(番組タイトル通り)余談なんですけど(笑い)」と思い起こした。

コンペは「何曲出してもいいと思いました」と言うものの、「僕は1曲ですね」と明かし、こん身の楽曲だったという。

これに、番組に出演していた井上咲楽、ダイノジらから「作曲家って、どのくらいで飯くえるんですか?」と質問を受け、ヒャダインは「この(楽曲)くらいですね。前の週も倖田来未さんとmisonoさんの曲で(週間ランキング)1位とってて、それでバイト辞められるなって」。

2作連続のヒットで、作曲家として生活できるメドが立ったという。

「でも、印税までのタイムラグがあるんで、その間は耐えなきゃいけないんですけど」

ここで、共演者から「1発目印税はすごかった?」と聞かれると、金額こそ明かさなかったが「えぐかったです」と苦笑。「それまで月15万とか20万で暮らしてた人間が『え、そんなもらってええんや』って思いました」と振り返っていた。