お笑いコンビ爆笑問題の太田光(58)が4月30日、TBSラジオ火曜JUNK「爆笑問題カーボーイ」(火曜深夜1時)に生出演。爆笑問題が所属する事務所タイタンの後輩、ウエストランド河本太(40)のタクシー運転手とのトラブルについて言及し、“プロとしての在り方”を説く場面があった。

泥酔タクシートラブルの次の日、河本は仕事があったがキャンセルしたという。太田は前所属事務所の「太田プロダクション」時代の話を引用し「あのもう、(太田プロ)入って数カ月ですよ。会社の宴会で。これ何度も話してますけど」と入所当時のイベントでの出来事を回想し始めた。

「漫才なんかできないのに、あの30分やってくれって言われて。俺ら、その場でだから作ってアドリブでやろうとして。お客さん当然面白くないからさ、ブーブー言うわけ」と語った。

さらに「(客が)酔っぱらってるから。俺がだんだん頭来ちゃってさ。『ばか野郎! こっちは素人なんだと。人が働いてる時に酒飲むって何事だ!』って言って。15分で降りちゃったんですよ。俺ら素人なんだからつって」と与えられた持ち時間を使い切らずに退場したという。

その後、当該の興行主から太田プロに連絡が行き、副社長から呼び出されて言われた言葉を打ち明けた。太田は「お客さんに毒づいたことを怒られるのかと思ったら」と切り出し、途中退場したことを怒られたことを明かした。

そして「要するにプロっていうのは、決められた時間、例えば30分なら30分、15分なら15分、絶対にその時間、ウケなくても、何でもいいから埋めなきゃだめなんだよ。それがプロなんだって、散々怒られたよね」と一気に語った。

さらに「あん時、要するにそれは面白い、面白くないっていうのは、どうとでも言えると。だから、それは要するに人の主観だからだけど。時間に穴を開けるってのが一番、プロとしてやっちゃいけないことだと。何か俺、響いたんですよ、その副社長の言葉」と続けた。

勢いは止まらず「で、俺らまだ素人芸だと思ってるけど、少なくともその決められた時間をその舞台上にいるっていうのは、太田プロダクションで教わったのはそこで。いくら過労だなんだっつっても、現場で倒れろっつうのが教えだから。そういう意味で言うと俺らからしてみると、仕事に穴を開けたってことは、我々の時代で言えばこれギャラ3倍返しって言われてたんですよ。本来だったらありえないですから」と言葉を並べた。それを聞いた河本は「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

23日夜に「文春オンライン」が、JR品川駅付近で20日、タクシーを待っていた河本が運転手とトラブルになったと報じた。22日には芸能事務所タイタンの太田光代社長(59)が、相方の井口浩之(40)と共に呼び、事情聴取した上で厳重に注意したという。