膵(すい)がんのため、27日に亡くなった漫才師今くるよさんの葬儀・告別式が31日、大阪市内の斎場でしめやかに行われた。

気さくで優しい人柄で知られた、くるよさんの告別式には桂文枝、宮川大助、桂小枝、オール巨人、ハイヒール・モモコらが約100人が参列した。

参列者によると、喪主はくるよさんの姪(めい)が務め、参列者全員で「どやさ」を3回行って見送ったという。

「どやさ」とは、くるよさんの持ちギャグだった。

両手を顔の前で交互に前後させ「どやさ!」。登場のあいさつに使ったり、脈絡など関係なく会話の合間にはさんだりし、くるよさんが自在に操ってきた代名詞的ギャグでもあった。

この日、最後の別れが近づくと、締めは、桂文枝、オール巨人ら参列者がそろって「どやさ、どやさ、どやさ」。笑いと涙が交錯するくるよさんらしいお別れとなった。

多くの人に愛されたくるよさんらしく、会場の外にはファン約30人も駆けつけ、「くるよさん、ありがとう」という声が飛ぶ中、出棺を見送った。

 

◆「どやさ」アラカルト 「どやさ」とは、くるよさんの持ちギャグだった。両手を顔の前で交互に前後させ「どやさ!」。登場のあいさつに使ったり、脈絡など関係なく合間にはさんだり、自在に操ってきた。相方で15年に亡くなった今いくよさんとともに京都出身で、「どうよ」「どうだ」を意味する「どやさ」など、京都でよく使われる言葉もトレードマークだった。ぽっちゃり体形で、腹をたたく芸もあったくるよさん。一方のいくよさんはやせ形で派手なメーク。2人は互いをいじり合い、笑いを奪っていった。 80年代、「花王名人劇場」出演を機に、大きく変わった芸人人生。自身のおなかをポンッとたたいて、大ウケしたことから、すでに波がきていた80年代の漫才ブームに一気にのった。 「どやさ」もサービス精神旺盛なくるよさんが、ファンに喜んでもらったことを機に継続し、代名詞的ギャグに成長したものだった。文枝ら芸人仲間が、最後の別れに選んだのが、この「どやさ」だった。

 

▽吉本新喜劇の間寛平GM (31日までにXを更新し、30日の通夜へ参列したことを報告)今、くるよちゃんのお通夜から帰ってきました、沢山の人がくるよちゃんに会いに来てくれてました、くるよちゃんはみんなに愛されてたんやな~

▽元吉本新喜劇座長の小籔千豊 (31日、カンテレの情報番組に出演し)師匠の中で、売れてなかった僕らをあれだけ、毎回ギャグとボケを入れながら、ごあいさつしてくださる偉い人を見て、びっくりしました。