元宝塚歌劇団花組トップ柚香光(ゆずか・れい、33)が2日、大阪市の梅田芸術劇場でミュージカル「十二国記 -月の影 影の海-」(26年1月17日~20日、同所)の取材会に出席した。
小野不由美氏による大河ファンタジー小説を世界初の舞台化。我々が住む世界と地球上には存在しない異世界を舞台に、女子高生中嶋陽子の姿を描く。我々が住む世界での陽子を女優加藤梨里香が、地球上には存在しない異世界での陽子を柚香が演じる。
柚香は「異界の地でさまざまな試練や出会い、裏切りに陽子が立ち向かって成長していく。生きるとは何か、自分の運命に立ち向かうというのはどういうことかということを感じられるような力強い壮大な作品」とアピールした。
昨年5月に宝塚歌劇団を退団して以降も、精力的に作品に出演。「成長したいとは思いますが、理想通りにはいかない。遠回りもしているので『成長しています』とは言えない。まだまだ途中」と言い、陽子の生きざまについて「感銘を受けた。成長していく姿に、私もそういう歩み方をしたい」と語った。
高校生役には「光栄」としつつ、「まさかセーラー服を着させていただく機会があると思っていなかった。卒業後に女子高生として機会があると思っていなかったので、カタカナで『ジョシコウセイ?』って頭に浮かびました」。
音楽学校入学前はセーラー服だったといい、なつかしさもあるとしながら、「ただ、私が着させていただく制服は戦闘後でボロボロ」と苦笑いした。
それでも、「セーラー服のまま異界の地に行くことになった女の子が、その世界でどう強くなっていくか。もともと平凡な女子高生だったということは大事なポイントだと思うので大事に演じていきたい」と語った。
作品全体で約30曲、柚香は半分の15曲を歌う場面があり、「たくさんの皆さまに、色、香り、感情、振動というものを感じていただけたら」と意気込んでいた。
東京(12月9~29日、日生劇場)、福岡(26年1月6~11日、博多座)、愛知(同28日~2月1日、御園座)でも行われる。



