テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)が放送され、92歳で亡くなった俳優仲代達矢さんを特集する「緊急追悼 仲代達矢さん」を放送した。
1985年、当時52歳で出演した仲代さんは、妻の演出家宮崎恭子さんと俳優養成のために創設した私塾「無名塾」についてトーク。俳優として日の目を見ることの難しさについて「僕の理想はですね、うちに入った子はみんなプロとして食べさせたいなと思うんですけど、なかなかそうはいきません」と吐露した。
また「すぐ(世に)出る子と、年月かかる子がいますからね、出るまでに。その間の忍耐なんですけど、こっちも罪なことをしているな」と語り、「一番悲しいのは、6時に起きてきて一生懸命努力して、稽古場の拭き掃除から何からやって。人間的にも素直だし芝居もなかなかうまいし。しかしそういうのが売れない場合があるんですね。いつか売れる、いつかチャンスが来るから頑張れと言うんですね」と話した。
放送当時、無名塾は創設から10年のタイミングで「そういうのを見ると、無名塾など罪なことやってるんじゃないかと思っておりますけど。今日やめようか、明日やめようかと考えながら10年経ったわけですけど」としつつ、「あと10年ですね。僕が無名塾をやって本当によかったのかどうか分かるのが、あと10年経って20年目に、どんな子が残っているか」。塾生に対しては「僕がみんなに言うのは、貧乏でもなんでもいいから目標だけは高く持てと。目標の線までに達する子が20年経つと数人いて、同じ板の間の舞台の上で、カメラの前でもいいですけど、共演できたらうれしいな」と笑顔を見せていた。



