「新春浅草歌舞伎」(1月2~26日、東京・浅草公会堂)の制作会見が18日、浅草寺で行われた。

若手中心の興行で、浅草の正月の風物詩でもある。26年は中村橋之助(29)が今年に続いて2回目の座頭をつとめ、市川男寅(29)中村莟玉(29)市川染五郎(20)尾上左近(19)中村鶴松(30)が出演する。

橋之助は「座頭を、また来年もさせていただき、挑戦から継続というフェーズに入っていきます」と話した。

さらに「今年は『幸せを力に』をテーマにしています」と決意を語った。第2部の「傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居の場」は、絵師又平とおとくの夫婦愛が起こす奇跡を描いた演目。橋之助は「中学生くらいの時に、鶴(松)と2人で初役を一緒にやろうと約束していた演目。幸せな思いを胸につとめてまいります」と話した。

今月、元乃木坂46の能條愛未と婚約発表をしたばかりとあって、染五郎は「橋之助兄さんの幸せオーラを力に、がテーマです」と笑った。

「-土佐将監閑居の場」で橋之助と夫婦を演じる鶴松は「子供のころからあこがれ、夢を語り合っていたおとくをできる。奥さまより鶴松の方が愛してくれるなと思ってもらえるようなおとくをつとめたい」と意欲を語った。

今年から「新春浅草歌舞伎」に加わった男寅は「あこがれの興行だったので、本当に感無量。自分の色、男寅の色を発信できるように頑張ります」とし、莟玉は「これまでの各世代の先輩方から、2年目からが難しいと話を聞いていました。2年目もこうして皆で頑張れることをうれしく思います」、女形で舞踊をつとめる左近は「華麗に踊り狂いたい」などと話していた。