俳優舘ひろしが主演した映画「港のひかり」(藤井道人監督)の公開記念舞台あいさつに、カメラマンの木村大作さん(86)が出席し、木村さんワールド全開となった。

木村さんは、最初のあいさつで「舘ひろしさんを今まで以上に哀愁漂う男として撮った自負があります」と話しつつ、いきなり「ちょっと数字が(目標に)届いていません! 『国宝』とは言いませんが皆さん、見た方がいいよという宣伝をこの映画の営業部長としてお頼み申します!」と大声で言い、舘らも苦笑いした。

また、作品の反響を聞かれると「僕のところにもいろんな人から電話がありました。興味はまず、監督とうまくいったのか、と」と話し、これにも周囲は笑うしかなかった。

撮影では、つい「バカヤロー」と言ってしまった時、藤井監督に肩を抱えられ隅っこに連れて行かれ「バカヤローだけはやめてください」と言われたことや、その翌日に「バカヤロー」と言ってしまった藤井監督をイジったことなどが明かされた。

木村さんは「舘さんが2人の間に入ってうまく中和してくれた」と感謝しきりだった。舘も「まあまあ、まあまあって。僕はセリフを言ってるだけでした。芝居してるひまなんてなかった」と大笑いしていた。

最後に木村さんは「映画界が自分の居場所。86歳になりましたが、最後まで現場に立っていたい。次回作もあります! 自分の企画で監督も撮影もやります! 次の目的があると生きていられる。封切りは再来年です!」と明かし、観客は大拍手だった。【小林千穂】