毎日新聞の専門編集委員佐藤千矢子氏は25日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。23日に衆議院が解散されたことについて、議論を呼んでいる高市早苗首相の解散の大義をめぐり「珍しく百田さんと意見が一致したな」と懸念を表明した。日本保守党の百田尚樹代表は、高市氏の「高市でいいか」解散について「そんな個人的な理由で選挙かよ」と不快感を示していた。
佐藤氏は、高市氏の解散について、元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子から「解散の大義、総理は高市さんか高市さん以外を問うというようなことをいっしゃっていましたが、解散の大義ってどこにあるんでしょうか」と問われ、19日に高市氏が解散の意向を表明した際に日本保守党の百田尚樹代表が「個人的な理由で選挙か」と語っていたコメントを引用。「百田さんが『そんな個人的な理由で選挙かよ』って、私、珍しく百田さんと意見が一致したなと思って聞いてた」と語った。
佐藤氏は「高市早苗でいいのかどうか国民に決めてほしいと、そういう設定をした。『いや、みんないいって言ってますよ』っていう思う。きちんと議内内閣制の下で首相指名選挙を得て正当な手続きで選ばれてもう歴代内閣と比べてもものすごく高い支持率」と、高市政権がおかれている状況を指摘。その上で高市氏が解散を選択したことについて「スピード感をもって政策やるぞっていう女性の首相が登場してみんな拍手した。通常国会でいよいよ本格的な国会審議始まるかと思ったら審議しないで『私でいいかどうか選んでください』。いや不信任案も何も出てないし、みんな『やってください』と高市さんに『やってください』って言ってますよと だからななんでこれを聞かなければいけないのか」と苦言を呈した。
佐藤氏は高市氏の解散の狙いについて「類推するに、まあ自分がもうとにかく自民党が圧勝して、自分の思うことをやりたい、国家をもっと強くしたい。やっぱり今のままだとギリギリ衆院過半数だと国会をうまくまとめていく自信がない。白紙委任とまでは言わないけど、自分に力を与えてほしいという選挙(に出た)」と解説。その上で、今回の選挙について、政策そっちのけで高市氏か否かを選ぶという、単純化された構図ではなく「これは政策は何が問われているかというところを各党はちゃんと議論して見せていかないと、国民は困ると思います」と訴えた。



