フリーアナウンサー森本毅郎(86)が2日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金曜午前6時半)に生出演し、53日ぶりにスタジオ復帰した。

森本は昨年12月12日の放送から「熱があって」などの体調不良を理由に同番組を欠席。同15日に肺炎の症状があることや、経過は良好であることなどが代役の土井敏之アナによって説明された。今年1月5日の放送では電話で生出演し、「実はね、まだ肺炎の治療中で入院中なんですよね」と報告した上で、快方に向かっているとしていた。

森本は2日の放送で、「おはようございます。森本毅郎です」とあいさつすると「久しぶりにスタジオに戻ってまいりました。ほぼ50日ぶり、になりますかね。高齢者にとって肺炎というのはは重い病気でね。どうも命拾いしたかなっていう実感があるんですけれども」と振り返った。

続けて「それとね、薬と格闘しました。入院中に。ステロイド。これがね、強力な味方でもあるんですけど、実はね、ステロイドってね、自分の中の体の中の弱いところを攻撃するっていう、もろ刃の刃なんですよ。ですから副作用との攻防戦もありましたね。そうした薬の影響が残りまして、声がまだ本調子じゃないかもしれませんけど、ちょっとお許しをいただきたいという風に思います」と話した。

森本は「でも肺炎って一口に言うんですけど、いろいろありましてね。私の場合は、始めはウイルスで肺炎になったんですが、だんだん性格が、肺炎が変わるんですね。私のは、炎症が暴走するっていう形で、自分の中の弱いところを攻撃してそこに居座る、という、そういう肺炎なんですね。ですから一番ひどい時には過呼吸みたいになっちゃう。息が吸いたくても吸えないって、怖いですよ。もう終わりかな、と思いますよ。やっぱり命の危険をちょっと感じましたですね。酸素吸入器を入れて落ち着くと」と明かした。

治療について「そんな状態ですので、パルス療法と言ってね、要するに集中的にステロイドを1日1000ミリ、すごい大量の、行ってみればステロイドを一気に投入するっていう、体に爆弾を落とすようなものなんですね。やっつけるために。それを3日間、集中するんです。これがハイライト。この時が一番、僕の命の危機ということだったんだろうと後で思いました。

「それからは60ミリに戻して。でも、60ミリって多いんですよ。ステロイドって一気に減らすとまた再発しちゃう。別にステロイドが肺炎を治すわけじゃなくて炎症を止めるだけですから、少しずつ少しずつ減らしていくので時間がかかる、と。長い間、入院という形になりましてね。ご迷惑を本当にかけたと思います。申し訳ございませんでした」とあいさつ。「そういう入院を…放送60年以上やっていますが、50日というのは初めての経験でね。いろいろいままで知らなかったことを学んだこともありましたけれども、同時にテレビとかラジオとか、ニュースは気になりました」と、闘病中の心境も明かした。