シンガー・ソングライターmilet(ミレイ)が14日、東京・日本武道館で2デイズライブ「Ray of Water」2日目公演を行った。同所は3年ぶり2度目。
オープニング曲には「航海前夜」を選んだ。イントロと同時にせり出したセンターステージに登場。スモークとスポットライトに包まれて歌う姿は神々しさも感じさせた。「ただいまmiletです! 今日もよろしく」に会場は盛大な拍手で応えた。「会いに来てくれてありがとう」とすると、「今日は特別な時間にしましょう! 最後までよろしく!」と呼びかけた。
昨年4月1日に休養宣言も、10月にはファンクラブライブで復帰。「去年休養する時間があって、それからまた歌を復活して、初めての大きな舞台」とすると、「すごく緊張していたけど、今はすがすがしい気持ちでとても楽しい」と喜びを口にした。「みんなと同じ場所にいられるのが本当にうれしくて、なんだか羽が生えたような気持ちです」と続けた。
その休養を支えてくれたのは母だった。会場に訪れていることを明かすと、「いつもごめんね。そして支えてくれてありがとう」とメッセージを送り、「December」をささげた。
公演タイトルには、自らの特性を“水”とするmiletが“このライブを見る人に希望を感じて欲しい”の願いを込めた。そのテーマを具現化すべく「Waterproof」など複数の楽曲で、演出に実際の水を使用。ステージに噴き上がる水柱と光が交錯する視覚的効果が、miletのハスキーボイスをさらなる高みへといざなった。
また、「Swamp」などでmilet史上初のダンスも取り入れた。楽曲の世界観を立体的に表現する新たなる挑戦として、ダンサーとともに披露した。
本編最後には、日本テレビ系アニメ「葬送のフリーレン」(金曜午後11時)第2期エンディングテーマ曲「The Story of Us」を披露。その前のMCでは「砂漠に落ちる一滴に水のような、そんな存在になりたい」と自らを“希望の水”に例えた。
その上で「歌い続けていく」と誓った。「疲れた時は私に体を預けてください。その時は支えます。そして抱きしめます」とし、「だから、また必ず会いましょう」と呼びかけた。
この日、22年冬季北京五輪時のNHKウインタースポーツテーマ曲「Fly High」「us」など全21曲でファンを魅了。また、同公演では26年秋、全国17都市19公演のホールツアーの開催決定を発表した。
2日間で1万7000人を動員した武道館公演は、miletの存在感を存分に感じさせ、未来像を予感させるライブとなった。
【川田和博】



