劇団四季は17日、札幌市に新劇場「北海道四季劇場」を開設すると発表した。来年1月にこけら落とし公演を行う。札幌に四季が常設の専用劇場を開設するのは、1999年に閉館した「JRシアター」以来。

 現在駐車場となっている中央区大通東1丁目の土地を5年間、借地契約し、座席は1階のみの約千席を予定。舞台前方と客席最後部まで約25メートルの近さで設計している。

 オープニングフェスティバルに「エビータ」「クレイジー・フォー・ユー」「はだかの王様」などを予定。春のグランドオープンでは人気ミュージカル「ライオンキング」を公演する。

 記者会見した浅利慶太代表は「札幌に専用劇場がなくなってから、いつも気に掛けていた。12年の間に演目も増えているので、長くやっていきたい」と話した。

 [2010年5月17日17時37分]ソーシャルブックマーク