歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が無期限謹慎中に「生まれ変わる」ため山ごもりを計画していることが8日、分かった。02年に紀伊半島の大峰山にある行場で修行を経験しているが、今回は、暴行事件に巻き込まれる結果を招いた行動を反省し、生まれ変わるための人間修行となる。

 謹慎は事件の白黒が決着するまでとなるが、少なくとも来年4月までが有力だ。謹慎中の生活について海老蔵は「きちんと生きることを最前提に考え過ごしたいと思います」と話したが、そこで浮上したのが山ごもり計画だ。

 実は海老蔵は新之助時代の02年、市川宗家が信仰する成田山新勝寺の青年僧とともに山伏姿で大峰山入峰(にゅうぶ)修行を体験している。山道をひたすら登り、奇岩連なる行場を命綱なしで挑んだ。

 当時、海老蔵は「平常心が鍛えられました」と話した。妻小林麻央(28)に「生まれ変わらないといけませんね」と言われた海老蔵にとって、人間修行の場ともなる。今後、けがの回復を待って修行に入るとみられる。

 [2010年12月9日6時22分]ソーシャルブックマーク