ミス日本グランプリ決定コンテストが23日、東京都新宿区の京王プラザホテルで行われ、大阪代表の新井貴子(きこ)さん(21=大体大3年)が第44代グランプリに輝いた。昨年ミス着物に選ばれた姉寿枝さん(25)に続く「ミス日本」受賞。姉妹での受賞は3回目だが、連続は初のこと。

 「本当に信じられない。天国から応援してくれた母に(この喜びを)伝えたい」と涙ぐんだ。10年11月に乳がんで亡くなった母裕紀(ゆき)さん(享年53)へ、姉妹の連続受賞という快挙でささげた。

 3人姉妹の3女で、プレゼンターとして出席した長女寿枝さんの背中をずっと追いかけてきた。「これでやっと追い抜くことができた」。父でオリックス2軍監督の新井宏昌氏(59)も応援に駆け付けた。レッスンの送り迎えをするなどサポートしたという。「母親が溺愛した末っ子。ひとり立ちできるか心配していた。迷惑かけないでグランプリの役目を果たしてください」と激励した。

 身長は170センチ。中高はバレーボールに打ち込み、大体大ではスポーツマネジメントを学ぶ。「明るさがモットー」という活発な浪速娘。将来は「冨永愛さんのように世界で活躍できるモデル」を目指す。