ハロー!プロジェクトのプロデューサーつんく♂(45)が、喉頭がんが、完治に向けての大きな段階である「完全寛解」したことを発表した。25日、所属事務所を通じてマスコミ各社にファクスを送付した。

 書面では、「がんが『完全寛解』しました事をご報告させていただきます」と報告。まだ声は本調子ではなく、歌手活動やテレビ出演などは控える予定で、完全復活に至るには時間がかかりそうだという。それでも、「体も頭脳もすこぶる元気で、さらに先生からの太鼓判もいただいた今、今後はこの経験をいかし、今まで以上『愛のある唯一無二なる仕事』をしていく事で恩返しできればと考えております!」と前向きにつづっている。

 つんくは、約7~8年前から声帯左側に違和感があり、ファルセット(高いピッチに対応する声)などが出せない状態だったという。今年1月に都内で行われたハロプロのライブ前の会見では、ガラガラ声で報道陣に対応。「声帯の筋肉の中に脂肪というか、異物ができてしまったようです」と説明していた。

 2月に全身麻酔で手術をし、細胞の検査の結果、喉頭声帯にがんが発見されていた。その後は活動をプロデューサー業のみに絞り、治療に専念。ハロプロのライブなどには顔を出し、リハーサルで指示を出すなどしていた。