大阪出身のシンガーソングライター清水翔太(19)が9日、アマチュアバンドの聖地、通称「城天」と呼ばれる大阪城公園内で、がい旋フリーライブを行い、約3000人が集まった。故郷を離れる時の気持ちを歌ったデビュー曲「HOME」などを歌い「もう涙があふれそうで大変でした」と感極まった。

 中学校になじめなかった清水は、引きこもり気味だった。17歳の時にデモテープをレコード会社に送ったのが転機。ソウルフルな歌声が評価され、昨年11月、米ニューヨークのソウル音楽の殿堂「アポロシアター」に出演した。2月20日にメジャーデビューした“逆輸入”シンガー。この日は午後2時開演だったが、約150人の徹夜組まで出た。

 故郷や大切な思い出を「HOME」と表現する清水は「今日の事を誇りに、そして『HOME』にして、これからを頑張っていきたい」と話していた。