歌手沢田研二(63)が脱原発を訴えた。23日に東京・渋谷公会堂で全国ツアーをスタートさせた。3月に東日本大震災をテーマにした4曲入りCD「3月8日の雲~カガヤケイノチ」を発表。作詞した収録曲「F.A.P.P」は「死の街が愛しい」「何を護るのだ国は」「へこたれないで福島」など原発被害への怒りと被災者への励ましをストレートに表現している。

 この日も「すべての被災地に祈りを込めて歌います」と切り出して歌唱した。新曲に加え、ヒット曲「時の過ぎゆくままに」「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」など23曲を披露した。ツアーは11月3日まで全36公演。