テレビ朝日の市川寛子アナウンサー(32)が結婚することが22日、分かった。相手は同局の事業系社員で社内恋愛を実らせてのゴールイン。今秋にも婚姻届を提出するとみられる。市川アナは03年入社。09年4月から2年間、看板番組「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)のサブキャスターを務めるなど、同局を代表する女性アナの1人として活躍している。

 報道番組を中心に、清らかなイメージで人気が高い市川アナが結婚を決めた。これまで交友関係など私生活の話題を振りまいたことはなく、結婚も社内恋愛を堅実に、静かに実らせた形となった。詳しい交際期間などは不明だが、早ければ、今秋にも婚姻届を提出するとみられる。

 03年にテレビ朝日に入社した。同期の前田有紀アナ(31)大木優紀アナ(31)とともに、ルックスはもちろん、さわやかな雰囲気で人気が高く、入社当時から注目の存在だった。04年4月から同局の看板番組「報道ステーション」の天気コーナーに起用され、仕事帰りの中年男性の心をつかんだ。レギュラー出演をこなして多忙な中、06年には3度目の挑戦で気象予報士の資格を取得するなど努力家の一面もある。勉強熱心で真面目な面も評価され、09年4月からは同番組サブキャスターに抜てきされた。古舘伊知郎メーンキャスターの横でニュースを読み、同局の報道系女性アナを代表する存在になった。現在も「スーパーJチャンネル」を担当しており、報道番組で着々と実力を磨いている。

 現在、妊娠はしておらず、結婚後も仕事は続ける。同期の大木アナとはここ数年、一緒に料理教室に通うなど「花嫁修業」もしてきた。

 おとなしそうな印象もあるが、高校時代は体育会テニス部で厳しい部活動にも耐えてきた。新人研修時代は女子アナ同期3人の中でもただ1人、泣き言を言わなかった我慢強さも持ち合わせている。仕事と結婚生活の両立も十分にこなしていけそうだ。

 ◆市川寛子(いちかわ・ひろこ)1979年(昭54)12月7日、名古屋市生まれ。青学大2年時にミス青学。03年テレビ朝日入社。初仕事は夏の甲子園中継アルプススタンドリポート。04年4月から「報道ステーション」で気象情報を5年間担当、09年から2年間サブキャスターを務めた。現在は「スーパーJチャンネル」の土、日曜キャスター。同期は大木優紀、前田有紀、川松真一朗。06年に気象予報士合格。161センチ。血液型AB。