俳優瑛太(30)らが出演するNHK制作の特集ドラマ「極北ラプソディ」が14日、北海道岩内・共和町でクランクアップを迎えた。北海道にある架空の都市・極北市の破綻寸前の病院を舞台に、瑛太演じる医師の今中が地域医療の崩壊に立ち向かい、成長していく姿が描かれている。原作は「チーム・バチスタの栄光」で知られる海堂尊氏の著書「極北クレイマー」、「極北ラプソディ」の2作。撮影は札幌や小樽、ニセコなど道内各地で行われた。

 主演の瑛太は「ここまで本格的に医療に携わる役は初めて。医療指導や映像を見て、身を引き締めて医者という役を演じました」と振り返る。ドラマや映画、CMなど多忙な毎日を送る瑛太だが、北海道での撮影を通して「山や雪に囲まれていてすごく気持ちが良い。空気の澄んだ感じが役を演じる上でも澄んだ気持ちで演じられました」と英気も養ったようだ。放送は3月19、20日午後10時から総合テレビで2夜連続予定。