マカオの風物詩といえば、「マカオ国際花火コンテスト」。世界でも最高レベルの花火コンテストとして評価され、これまで、各国から100以上のチームが参加しています。今年は、9月1日~10月1日にかけて、計5回の開催を予定。前回に続き、日本チームの優勝に期待が寄せられています。ちょうど中秋節や国慶節とも重なり、お祭りムードに高まるこの花火コンテスト。マカオの夜景をさらに美しく彩る花火が、多くの人を魅了します。【取材・構成 芹沢和美】
「マカオ国際花火コンテスト」9・1~10・1開催!
-
- 博物館として残されている「益隆炮竹廠」跡地
9月から10月にかけて、マカオのウオーターフロントに華を添えるのは、毎年恒例の「マカオ国際花火コンテスト」。第29回を数える今年は、9月1日、8日、15日(いずれも土曜)、24日(月曜・中秋節)、10月1日(月曜・国慶節)の計5回にわたり開催予定だ。日本でも、この時期は各地で花火大会が行われるが、マカオならではの魅力といえば、花火と音楽の競演。見慣れた花火とはまた違った風情があり、この時期を選んでマカオを訪れる人も多い。
マカオの花火の歴史をたどると、19世紀の火薬(爆竹)産業にたどり着く。1880年、マカオで最初の爆竹工場が誕生。全盛期を迎えた1900年代前半には、7つの工場が稼働し、腕を競い合っていた。タイパ島(現在のタイパ地区)にあった「益隆炮竹廠」は最大規模を誇り、最盛期には3000人が働いていたという。
そんな爆竹産業も1960年代に入ると下火となり、1990年には製造中止に。だが、かつて多くの工場があったタイパ地区には、昔日のにぎわいを伝えるスポットがいくつかある。「タイパ・コロアン歴史博物館」では、爆竹作りに使用された道具を展示。「益隆炮竹廠」の跡地は、当時の様子を展示した博物館として一般公開されている。ギャラリー「タイパ・ビレッジ・アート・スペース」では、マカオを拠点に活躍する画家、廖文暢氏による、爆竹産業の歴史を描いた水彩画展も開催中だ(10月5日まで。入場無料)。なお、半島部の「マカオ博物館」でも、ジオラマで爆竹産業を紹介している。
華麗なショーで夜空に彩り V期待日本は9・8登場
-
- マカオの爆竹産業の歴史を描いた水彩画
さて、花火にまつわる歴史も興味深いが、やはり楽しみは、夜空を華麗に彩るショーの時間だ。会場はマカオタワー前の海上。定番の観賞スポットとしては、マカオタワー1階のテラスや、南湾湖沿いの遊歩道、西湾湖沿いのホテルの部屋やバーが知られている。このほか、ペンニャ教会のすぐ近くにある小さな公園や、タイパのホテルの高層階にあるバーも、地元の人たちには人気だ。
今年も、世界10カ国から精鋭チームが出場。日本チームが手がける花火は、9月8日(土)午後9時に打ちあがる予定だ。

