暑さがやわらぐ9月下旬、マカオでは、秋恒例の2大イベントが始まります。そのひとつが、旧暦の8月15日に祝う中秋節。ポルトガル風建築や石畳が中国伝統のランタンで彩られる光景は、マカオの秋の風物詩ともなっています。もうひとつは、今年で32回目を数える「マカオ国際音楽祭」。ホールだけでなく、世界遺産の劇場までもが会場となり、街全体が音楽に彩られます。しっとりとした、秋らしいお祭りを体験できるこの時期のマカオも、また格別。芸術の秋をマカオで過ごしてみては?【取材・構成 芹沢和美】
世界遺産の劇場&教会も会場!街全体を音楽で彩る
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- オープニング公演となるチューリッヒ歌劇場合唱団(スイス)の「愛の妙薬(みょうやく)」
祭りのシーズンを迎えた日本と同様、マカオも秋のイベントで大いに盛り上がる。この時期の風物詩といえば、毎年、旧暦の8月15日の満月に祝われる中秋節。今年は9月24日(月)にあたり、2週間ほど前から、街はカラフルなランタンで彩られる。食いしん坊にとっては、レストランやホテルで発売されるオリジナルの月餅も楽しみとなることだろう。
中秋節を終えると始まるのが、毎年恒例の「マカオ国際音楽祭」だ。開催期間は、9月28日(金)から10月28日(日)までとたっぷり1カ月間。この間、このイベントを目当てにマカオを訪れる旅行者も多く、「マカオでオペラを聴いて、赤ワインとともにおいしい料理を楽しもう」と、楽しみにしている音楽ファンもいるほど。
この音楽祭の最大の特徴は、街全体が会場となること。世界遺産の「ドン・ペドロ5世劇場」や廬家屋敷も舞台に様変わりする。入場料は150パタカ~とかなりリーズナブルだ。歴史に育まれた独特の空間で、市民が普段着のまま音楽を楽しむ習慣は、いかにもマカオらしい。
全22公演!世界各国から話題のアーティストが集結
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- 「ギター界のロイヤルファミリー」スペインのロメロ一家
公演プログラムのジャンルは、オペラに管弦楽、室内楽、中国の民族音楽、ジャズ、ブロードウェイ・ミュージカルと、バラエティー豊か。クラシックファン以外でも十分に楽しめるのも、この音楽祭の大きな魅力だろう。
公演は全22回。マカオ文化センターで行われるグランド・オープニングでは、チューリヒ歌劇場合唱団(スイス)による代表作「愛の妙薬(みょうやく)」を上演予定。ほかに、「ギター界のロイヤルファミリー」と賞されるロメロ一家(スペイン)、ジュネーブ室内管弦楽団(スイス)、ジャマイカ出身のジャズピアニスト、モンティ・アレキサンダーら、世界各国から話題のアーティストが集結する。
音楽ファンならずとも、この独特の雰囲気はぜひ体験してみたいもの。ふだんはコンサートに興味がない人も、出かけてみればきっと、音楽の渦に心が沸くはずだ。

