マカオの人たちが楽しみにしている行事といえば、春節(旧暦のお正月)。街は一年で最も華やかな時期を迎えます。旧暦にもとづいた春節の日にちは年によって異なり、2019年は、2月5日(火)が元日。この日から三が日は、日本と同様、学校や企業などはお正月休みとなります。「恭喜發財(ゴンヘイファッチョイ)!」。ポルトガルの風情がただようなか、広東語で新年のあいさつが飛び交い、お祝いの爆竹が鳴り響くのは、世界でもここマカオだけ。唯一無二の風景が見られます。【取材・構成 芹沢和美】

大型ディスカウント店も!春節大バーゲンがねらい目

マカオの人にとってお正月といえば、1月1日ではなく、春節(旧暦の1月1日)。2019年は2月5日(火)がこの日にあたり、日本では節分の行事が各地で開催される頃、マカオはお正月準備で慌ただしくなる。

日本と同様、お正月だから企業も商店も、行政機関も休業。一方で、観光客相手の大型店やコタイの統合型リゾートは、かきいれ時となる。ショッピングモールにはショーウインドーや壁に「新年快楽!」「恭喜發財!」と描かれた春節仕様のディスプレーが登場し、春節大バーゲンの準備も万端整う。

この時期、やや飛行機代は高くなるが、あえてマカオを訪れる楽しみはある。そのひとつが、前述した春節バーゲン。大型ディスカウントをする店舗も多く、ショッピングをするにはねらい目の時期だ。

グルメに獅子舞&パレード!お正月の楽しみいっぱい

全長238メートルにもおよぶ巨大な竜が舞い踊るドラゴンダンス(獅子舞)
全長238メートルにもおよぶ巨大な竜が舞い踊るドラゴンダンス(獅子舞)

ホテルでのんびりと、マカオのお正月を体験するのもいい。ぜひ味わってみたいのが、「盆栽(プンチョイ)」。たくさんの食材をひとつの大きなお皿や鍋に入れて、みんなで一緒に食べる、にぎやかな祝宴の料理だ。中身は、アワビにナマコ、シイタケ、花膠(魚の浮袋)、カキ、鶏肉、車えび、豚ロースト、鴨のローストなど具だくさん。もとは客家族の料理で、「宴会時の余った食材を使ったまかない料理がルーツ」という説をはじめ、由来には諸説がある。盆栽はホテルのレストランでも提供され、中国ではラッキーナンバーの「8」に縁起をかついで、価格は888パタカであることが多い。

街を彩るのは、恒例のドラゴンダンス(獅子舞)。全長238メートルにもおよぶ巨大なドラゴンが、軽やかに身をひるがえしながら街を練り歩く。パフォーマーの数は総勢100人以上。お正月だからこそ見られるダイナミックな風景だ。

もうひとつ、お正月の風物詩といえば、マカオ政府観光局主催の春節パレード。国内外から多くのパフォーマーが参加し、2019年、日本からは鳥取県から花笠踊りのチームが出場する予定だ。

毎年、おおいに盛り上がるマカオの春節。年に一度の、にぎやかなシーズンを体験してみては?