森友学園をめぐる財務省の文書改ざん問題で、佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問が27日午前、参院で行われた。
民進党の小川敏夫氏が2番目に質問に立ち、文書の改ざんについて、官邸、総理の指示がなかったとする佐川氏に「官邸から相談はあったか」と問いただした。これに対して佐川氏は「ありませんでした」と述べ、総理答弁の打ち合わせを否定した。官邸側との国会答弁の打ち合わせは「局長はやりません。課長らがやったと思う」と述べた。
昨年2月に安倍総理が「私が妻が関与していれば首相も国会議員も辞める」と発言したことで、佐川氏の答弁が変わったかという質問については「私も聴いていた。それで答弁を変えたという意識はありません」と否定した。
この日の証人喚問でのポイントは、だれがいつ、何の目的で公文書が改ざんされたのかの解明が焦点となる。国有地売却を巡って、政治家、安倍晋三首相、首相の妻である昭恵夫人の関与があったのかが注目される。
佐川氏が公の場で話すのは、国税庁長官を辞任した先月9日以来。
この日は午前に参院で8会派が質問に立ち、午後からは衆院で7会派の議員が質問に立ち、それぞれ持ち時間は2時間。

