森友学園をめぐる財務省の文書改ざん問題で、佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問が27日午前、参院で行われた。
自由党の森ゆうこ氏は「なぜ昭恵氏の関与はないと断言できるのか」と佐川氏に質問した。
佐川氏は「私は森友学園と財務局の貸し付け、売却の経緯で法令に基づいて確認している」と答えた。
森氏は「今井(首相)秘書官と森友問題で話したことはないか」と追求すると「森友問題で今井秘書官と話したことはありません」と安倍首相の側近との打ち合わせも否定した。
立憲民主党の福山哲郎氏は「法令に基づいて契約したのになぜ文書改ざんしたのか」と問い詰めたが、佐川氏は「刑事訴追の可能性があるので控えさせていただきます」と繰り返した。
官邸の関与を否定する根拠については「官邸、大臣からの指示はなかった」とした。
この日の証人喚問でのポイントは、だれがいつ、何の目的で公文書が改ざんされたのかの解明が焦点となる。国有地売却を巡って、政治家、安倍晋三首相、首相の妻である昭恵夫人の関与があったのかが注目される。
佐川氏が公の場で話すのは、国税庁長官を辞任した先月9日以来。
この日は午前に参院で8会派が質問に立ち、午後からは衆院で7会派の議員が質問に立ち、それぞれ持ち時間は2時間。

