大阪府吹田市の千里山交番で古瀬鈴之佑巡査(26)が刃物で刺され拳銃が奪われた事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)の父、飯森睦尚(むつひさ)氏(63)が常務取締役を務める大阪市北区の関西テレビは17日、コメントを発表した。

同局は「重体になられている警察官の方の一刻も早いご回復をお祈り申し上げ、警察の今後の捜査を見守りたいと思います」と、警察官の回復を願い、コメント。「突然の出来事に驚いておりますが、大変重大なことと受け止め、今後もマスメディアとしての社会的責任を果たし、視聴者の信頼にこたえていきたいと存じます」とした。

同局広報担当者によると、前日16日夜に、睦尚氏から、警察が公開した写真が息子に似ており警察に相談したことと、「捜査に協力している」との報告があったという。この日、睦尚氏が、容疑者を自分の息子だと確認し、弁護士を通じてコメントを発表。これを受け、テレビ局としてのコメントも公表した。

またこの日夕、同局の夕方帯報道番組「報道ランナー」でも事件を取り上げ、睦尚氏が出したコメント内容を複数回、放送。同局としても「メディアとしての責任を果たしたい」などとするコメントを伝えた。