鶴見川は多摩丘陵を水源とし東京都町田市の源流から神奈川県川崎市、横浜市を流れ東京湾に注ぐフルマラソンよりちょっと長い全長42.5キロメートルの1級河川。自然にふれあいながらウオーキングやサイクリングなど散策を楽しむ人たちが多い。

上流部の川崎市にある恩廻公園調節池付近の水辺では、夏日を迎えた5月の日中、高校生らしき男性数人が無邪気に泳いだり、親子が網を手に生き物を探していた。関係者によると、検査も頻繁に行われ、現在の水質はきれいだという。

水面をのぞくと、危険を察したのか、何かがすばやく逃げていった。遠目から確認すると、かわいい小魚だった。水中でも撮影できるウェアラブルカメラを設置し時を待った。小魚に日が当たりキラリと光った瞬間、スマートフォンの画面にタッチしリモート撮影した。画像をパソコンに取組、確認。群泳する数センチほどの稚魚の撮影に成功した。

鶴見川に生息する魚を調べてみると、ウグイ、アブラハヤ、オイカワの可能性があるが、稚魚のため、見分けることができなかった。これらの魚を総称としてコイ科の淡水魚の「ハヤ」と呼ぶ。稚魚が一生懸命に泳いでいる姿に元気をもらった。コロナ禍の終息よ「ハヤ」く「コイ」。【江口和貴】