東京都の小池百合子都知事(69)は18日、都内の渋谷駅付近に30代以下を対象にした若者専用の新型コロナウイルスワクチン接種会場を、今月中に開設することを明かした。

都議会臨時会に出席し「感染が急拡大している若者世代に、いち早くワクチンを浸透させるため、今月、渋谷駅付近に事前予約なしで接種可能な若者専用の会場を開設するとともに、アプリなどを使用したキャンペーンも展開してまいります」。強い感染力があるデルタ株の影響により、都では全体の約7割を30代以下が占めており、現状打破への一手を投じる。

議会後も、小池氏は「若い方々にワクチンを受けていただくための、さまざまな準備をしているところであります」と説明。今月末には、都民のワクチン接種率が1回目の接種終了が約6割、2回目接種終了が約4割に達する見込みだが、若年層へのさらなるワクチン接種普及に取り組む、新たな具体策を示した。