東京・上野動物園は26日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。

これまでは母親シンシンが1頭の世話をしている間、もう1頭は保育室で飼育管理していたが、10月23日午前10時ごろ、2頭を一緒にシンシンに預けた。シンシンが2頭と同時に対面するのは6月23日の出産当日以来、初めて。

シンシンが隣室で食事をしている間に2頭を産室に入れたところ、シンシンは特に驚く様子を見せなかった。食事が終わると、子どもたちの体をなめたり授乳するなど、落ち着いた様子で世話をしており、問題なく受け入れたようだという。同園は「今後も慎重に母子の様子を観察し、必要に応じて人工哺乳を追加するなどシンシンの育児をサポートしていく」と説明している。

2頭一緒にすごすにあたり、同園は個体の間違いを防ぐため、雄のシャオシャオの背中に印をつけたが、母子ともにこの印を気にする様子はないという。

2頭は順調に成長している。25日=124日齢時点で、シャオシャオは7300グラム、雌のレイレイは7550グラム(50グラム刻みでの表記)と、ともに7キロを超えた。