囲碁の世界最年少の9歳4カ月でプロ入りを決め、1日に入段した大阪の小学3年生の藤田怜央(れお)初段が2日、大阪市内でトップ棋士、余正麒(よ・せいき)八段(27)との記念対局に臨んだ。

少し緊張気味の藤田は、憧れの棋士の1人である余が対局場に現れると、マスク越しに表情を緩めた。わずかなハンディをもらった対局では、積極的に攻めたが及ばなかった。終局後、報道陣から「余八段は強かった?」「記念対局はうれしかった?」の質問に照れながらうなずいた。

相手を務めた余は台湾出身。8月には王座戦5番勝負への挑戦を決めたばかり。中盤から“本気モード”になった余は「9歳と思えないくらいの実力を持っている。読みもしっかりしていて、気づかない手を打てるのがすごい」と絶賛した。師匠の星川拓海五段は「堂々と戦い、力は存分に発揮していた」と合格点。公式戦デビューは9月下旬以降になる。【松浦隆司】