自民党の小泉進次郎元環境相(44)は21日、首相官邸で石破茂首相と面会後、報道陣の取材に応じ、コメをめぐる一連の失言で辞任した江藤拓農相の後任として任命する、と伝えられたことを明かした。

事実上更迭された江藤氏の失言について感想を問われ「(国民が)日々、お米に対して不安を抱いている時にすべき発言ではなかったのは、明らかだ」と、厳しく批判した。

江藤氏は、18日の佐賀市での党政治資金パーティーで、価格高騰が続くコメについて「私は買ったことがありません。支援者の方々がたくさんコメをくださるので、まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」など、コメを入手しづらい状況にある消費者の神経を逆なでするような発言をした。進次郎氏は「国民が日々、お米に対して不安を抱いている時にすべき発言ではなかったのは明らかで、今回、私が農相の指名を受けることになった。国民の怒りや不信を払拭(ふっしょく)できるよう、コメの政策に取り組みたい。農政政策は幅広いですが、私の中ではとにかくコメだと。コメ担当大臣という思いで、集中して取り組みたい」と語った。

打診を受けるのに迷いはなかったのか問われると「総理が私に(昨年の総裁選後に)選対委員長を打診した時も、(衆院選は)厳しいも選挙になるなという思いがあった。その後、党政治改革本部事務局長の指名があった時も、企業団体献金で厳しい形勢だなという中で仕事をしてきた」と、石破政権下では厳しい対応を迫られる職に就いてきたことに言及。その上で「苦しい時は仕事を選んでいないで、みんなでいっしょに(石破首相を)支えるという思いが大事。自分ができることを全力でやって、結果を出したい」と述べた。

進次郎氏は昨年、初めて出馬した自民党総裁選で石破首相と戦い、敗れた。かつて自民党農林部会長を務め、全国農業協同組合連合会(JA全農)改革に着手し、JAの自己改革を求めて攻防を繰り広げたこともある。