23年ぶりに復党した自民党から参院選比例代表に立候補し、再選を果たした鈴木宗男氏(77)は28日までに自身のブログを更新。選挙大敗を受けて自民党内で拡大する、党総裁の石破茂首相に対する退陣圧力をめぐり、地元で聞いたとする有権者の声を紹介しながら、けん制した。
宗男氏は25日、「石破おろし」の動きをめぐり「執行部の責任を問う前に、(旧派閥政治資金パーティーをめぐる)裏金問題のけじめをつけないと党の再生はない。責任は全員にあり、執行部だけに矢を向けるのはフェアじゃない」などと指摘していた。
27日に更新したブログには「昨日、帯広、北見に行き、挨拶廻りをしたが『鈴木さんの言っている裏金議員に対する処分の甘さが昨年10月の衆院選挙、6月の都議会議員選挙結果となり、今回の参院選挙にも大きく影響したと思います。鈴木さん、自信を持って。裏金議員が選挙敗北の大きな要因で、石破さんに責任を押し付けるのは卑怯です』と言った声が寄せられた。わかる人はわかっていると納得した次第だ。ここは信念持って筋を通して参りたい」とつづった。
また、「『かつての派閥の長や総理経験者が料理屋で会合し好き勝手言っているが、まさに古い自民党の姿であり、変わっていない。特に裏金で問題になった議員が何事もなかったかのように石破総理を批判するのはもってのほかだ。これでは何も反省していない。それが問題なのに反省していない。国民を馬鹿にしている』という厳しい声もあった。こうした声を裏金議員はどう受け止めるだろうか。よくよく考えてほしいものである」とも記した。 石破首相への辞任を求める声は、裏金問題の発端となった旧安倍派のほか、署名集めを進める旧茂木派といった、現在は「非主流派」勢力を中心に噴出している。一方、「裏金問題のけじめ」がついていないと主張する宗男氏の主張には、SNSで「ド正論」などの指摘も出ている。

