政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は、21日夜に放送されたBS11「インサイドOUT」(月~金曜午後9時)に出演。立憲民主党と公明党が新党「中道改革連合」を結党して、衆院選(27日公示、2月8日投開票)に臨むことについて「(自民党は)甘く見ない方がいい」と指摘した。
田﨑氏は「僕は、今回の(立民と公明の)合流は評価している。バラバラだった野党の中で1つのかたまりができたし、しかも立憲民主党がかなり現実路線に転換してきている」と指摘。「公明党は、(これまで)立憲民主党と自民党が戦っているところは、立憲に協力する。(その方針は)徹底しつつある」とした上で、「そうは言っても、いろんな関係があるから(今回も自民党候補の支援を)やってくれるんじゃないかと思っているかもしれないが、自分が公明党や創価学会に当たると、これはかなり本気でやってきている」と述べ、これまで自民党を支援してきた公明党の票はほとんど自民党に流れないのではないか、との見方を示した。
「(これまで公明党票が)自民党に1万票についていたとしたら、その1万はなくなり、その7、8割は野党に乗る。(その場合、自民党候補にとっては)1万票減って、相手に7、8割増えると、約18000票くらいが(自民党候補にとって)ゼロに等しくなる」と分析しながら、「選挙情勢を見ていると、(前回の衆院選で)数千票の差でやっと勝っている(自民党の)人が多い。それくらいで勝っている人は、(今回は)立憲が当選してしまうんですよ」とも主張。「それは甘く見ない方がいいと、僕は思っている」と口にした。
一方、自民党の一部が「中道」に合流する可能性があるのでは、と指摘されていることについては「可能性はゼロではないし、あれば面白いと思う」としながらも、合流の可能性も取りざたされる1人の石破茂前首相に触れ「石破茂さんは1度自民党を離党しており、帰るときにものすごく苦労している。けげんな目で見られるのに耐えながら頑張って、総理にのぼりつめた。1度(自民党を)離党した人はそのときのことがあって、なかなか踏み切れないだろう」と述べた。
「今、自民党はまがりなりにも政権党で、自民党中心に政治が動いている。そこから権力を失うような行為はしないと思った方がいい」とも訴えた。

