高市早苗首相(自民党総裁)は27日、衆院選(2月8日)の公示を受けて、党遊説の「聖地」東京・秋葉原で第一声を行い、集まった大勢の聴衆に「いっしょに戦ってください」と、訴えた。

高市首相は、与党の日本維新の会の吉村洋文代表、藤田文武共同代表とともに、自民党の遊説カーの上に立った。「私は本当に歯を食いしばって、(初当選から)30年以上かけてやっと内閣総理大臣になれた。今までできなかったかも知れない仕事が、(首相になったことで)できるかもしれない」とした上で、「歯を食いしばって歯を食いしばって、当初予算の審議を乗り切る。これからが本番だ」と、衆院選後の予算案審議が、自身にとっての勝負の場だと力説した。

その上で「経済や日本の国力を強くするために必要な法律や予算を出していかないといけない。でも長い国会が始まる前に、まずは国民のみなさまにご信任をいただきたい」と解散判断に至った経緯を説明。「自民党と維新で過半数(233議席)を取れなければ、総理大臣を辞める」として、与党過半数割れの場合は退陣する考えを、改めて示した。

少数与党の現状について、「去年は、内閣総理大臣になるのにも、いろんな方に頭を下げて回って、何とか高市早苗と書いてもらって、総理大臣になれた。でもそんな不安定な状況で、力強く政策を進めることはできません」と述べ、「挑戦しない国に未来はないんです。みなさまといっしょに未来をつくります。どうか力を貸してください。いっしょに戦ってください」と、集まった聴衆に支持を呼び掛けた。

この日第一声が行われた秋葉原は、高市首相が慕う安倍晋三元首相も国政選挙のたびに訪れて街頭演説し、長期政権を築くに至った経緯がある。