NHK「日曜討論」(日曜午前9時)が1日、一時、インターネット上のトレンドワードのトップになった。当初生出演するはずだった高市早苗首相(自民党総裁)が、衆院選(2月8日投開票)に向けた遊説で痛めた腕の治療を理由に、急きょドタキャンしたことを受けたもの。
「日曜討論」にはこの日、与野党11党の党首が生出演し、衆院選で訴える党の政策などについて主張し、議論をかわすことになっていた。高市首相の代理で出演した自民党の田村憲久政調会長代行は、「昨日の遊説中に腕を痛めて、治療に向かっているということです」と事情を説明し、「元々、選挙戦に入る前に若干痛めておられたらしいんですが、選挙戦で握手をされたり、いろんなことをされて、ご本人も、目いっぱい動いておられるので痛められたということだ。その治療などがあり、本日は出席できないということで、おわびを申し上げます」と陳謝した。
高市首相は「日曜討論」放送後、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「実は、ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました。急遽医務官の方に来ていただき、お薬を塗っていただき、しっかりテーピングもしていただきました」と事情を説明し、1日午後の遊説は予定通り行う考えを示した。
SNSでは、首相の判断に「身体大丈夫か心配」「痛みは本人にしか分からないので、お大事になさってください」などと気遣うコメントがある一方、衆院選の選挙戦がこの後、後半戦に入り、各党党首が一堂に会しての生討論は、なかなかない機会だった中での欠席判断に、高市首相に対して厳しい指摘が相次いだ。
「やり込められる姿をテレビで晒すより出ない方が支持が落ちないという計算なんだろうが」「座って話しも出来ないくらい痛いんかなぁ~」「統一教会、裏帳簿など新たな資料が公に公開されている選挙期間中、唯一の党首討論だっていうのに。遺憾ですよ」「逃げて、逃げて、逃げて、逃げて、逃げ切ってみせます、か。たしかに、徹底的に逃げてしらばっくれるっていうのはひとつの手ではあるな」「演説で自説を一方的に披露しているのに各党党首との議論は避けていると思われても仕方がありません」「腕痛めたのに投稿はできるんだ…(代理なら代理と入れないと)」などのコメントが寄せられた。
番組には、高市首相が代表を務める自民党支部が2019年に開いた政治資金パーティーをめぐり、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体の地方組織がパーティー券を購入していた疑いがあると「週刊文春」が報じた内容について、直接ただす考えを事前に宣言していた、れいわ新選組の大石晃子共同代表も出演していた。

