自民党の麻生太郎副総裁は6日、東京・町田市で街頭演説し、選挙直前に立憲民主党と公明党が合体して結党された新党「中道改革連合」の党名や体制を、やゆした。

麻生氏は公示後の演説で中道の党名などを皮肉るなどしているが、この日の自民党候補の応援演説でも、「新しい政党ができた、チュウ…チュウオウ、じゃなかった、中道、まあ、チュウカクレン(中革連)という政党ができた」と、「中道」という略称をやゆしながら演説した。

さらに「『中道』って何をするんですか。中道は、何の中道なんですか。憲法改正は賛成ですか反対ですか、どっちをやるんですか、安全保障政策をやるのかやらないのか、それも中道」などと主張。「中道というのは、結果的に何もしないんですよ」と私見を口にしながら、「政治は決断し実行し、法案を通さないといけない。それが我々の仕事だ」と訴えた。

また、中道が野田佳彦、斉藤鉄夫両氏の共同代表制を敷いていることもチクリ。「(政権が)中道になった時は、どちらが(首相を)やるんですか、いまは2人いますが、どちらがなさるんですか。それも中道。何を言ってんだか、わけわかんない」と指摘。「だれが(代表を)やるのか、きちんと決めろや、それくらいは。代表くらい1人に絞れない。共同代表とか共同幹事長とか。何を言っているのか、さっぱり分からん」とも口にしながら「(政治は)最終的に決断をしないといけない。我々は少なくともやります」と、訴えた。

麻生氏の中道批判は止まらず、「しょっちゅう政党の名前を変えるのは、信用しません。みなさん方もそうでしょう? ダンナの名前がしょっちゅう名字が変わったら、なんとなくおかしいと思うんじゃないかな」と、痛烈に皮肉る場面も、「少なくとも私たちは(結党から)70年、きちんと(同じ名前で)やってきた。失敗もあったがやり直してきた。特定の宗教団体や労働団体に属しているわけではない、開かれた国民政党です」と、中道の支援組織を念頭に訴えるひと幕もあった。