中道改革連合の階猛(しな・たけし)氏(59)は11日、党本部で開かれた議員総会後、報道陣の取材に応じ、衆院選惨敗を受けて野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表が辞意を表明したことに伴う党代表選(13日投開票)に、立候補する意向を表明した。
「この局面で、覚悟をもって立候補したいと思っています。土台作りから始めるため、汗をかく仕事をやりたい」と抱負を述べた。
衆院選の結果について「中道改革連合の方向性は間違っておらず、準備が不十分だったためにこのような結果になった。これから基礎を作り直し、国会で存在感を示し、国民の支持が集まるよう、全力を尽くしたい」とも語った。
階氏は岩手1区で8回目の当選を果たした。今回の衆院選で公示前の167が49まで激減し、特に21人しかいない立憲民主党出身者の中で、小選挙区で自民党候補を下して勝ち上がってきた7人の中の1人。この7人は、SNS上で「7人の侍」「神セブン」などと呼ばれ始めている。
階氏は、「49人ながら野党第1党だ。与党と対峙(たいじ)する立場ではあるが、政策論争で勝負する」とした上で、「スキャンダル追及より、政策で与党を上回るようなものを1つでも多く出して行く。そのためには1人1人が責任を持ち、自分の政策を磨き上げることが真っ先に必要だ」と指摘。「落選者の処遇のほか、地方議員や参院議員はまだ中道改革連合ではない。そういう方との関係についてもどうするか、(調整を)やっていかないといけない」とも語った。
今後、巨大与党と対峙(たいじ)することについては「私たちは高市さんと違って、けして派手さはなく、見栄えもそれほどないかもしれないが、誠実に政治に向き合っていることは自信を持って言える。SNSでも活動し、それが伝わるようにしたい」と述べた。一方で「数の勝負に持ち込まれたら話にならない。論戦の質で勝負するしかなく、1人1人が与党の議員の何人分もの質の高い議論をやるしかないと思う」とも語った。
衆院解散まで衆院法務委員会の委員長を務めていた階氏をめぐっては、衆院選公示日の第一声で、高市早苗首相が、自身が考える重要な法案の審議の場となる法務委員会ポストを野党が握っているとして、「委員長は残念ながら、よその党の人だ。法案を出しても審議をしてもらえない」などと、いらだちを示した経緯がある。
一方、階氏と同様に「神セブン」の1人で、立憲民主党時代に幹事長や政調会長を務めた経験がある小川淳也氏(54)も、報道陣の取材に、代表選への立候補の意向を表明した。立憲民主党代表の経験があり、SNSでの発信力の高さなどから、今回の代表選出馬が有力視されていた泉健太氏(51)は、今回、立候補しない意向を示した。

