<1>7枠・380勝

皐月賞を制した福永騎乗のジオグリフ(2022年4月17日撮影)
皐月賞を制した福永騎乗のジオグリフ(2022年4月17日撮影)

18頭立ての時に7、8枠馬は3頭になるため騎乗数も多いとはいえ、JRA通算2636勝のうち、オレンジ帽で380勝を挙げた。

7枠で勝ったG1は4鞍。G1初制覇となった99年桜花賞(プリモディーネ)に、最後のG1勝利となった昨年の皐月賞(ジオグリフ)。他に、04年オークス(ダイワエルシエーロ)、11年阪神JF(ジョワドヴィーヴル)も7枠だった。


<2>6枠・375勝

阪神ジュベナイルフィリーズを制した福永騎乗のレーヴディソール(2010年12月12日撮影)
阪神ジュベナイルフィリーズを制した福永騎乗のレーヴディソール(2010年12月12日撮影)

1位の7枠とはわずか5勝差。勝率では6枠の方が上だ。緑帽でのG1勝利は、05年NHKマイルC(ラインクラフト)、朝日杯FS(フサイチリシャール)、10年阪神JF(レーヴディソール)の3勝。


<3>8枠・351勝

ダービーを制した福永騎乗のワグネリアン(2018年5月27日撮影)
ダービーを制した福永騎乗のワグネリアン(2018年5月27日撮影)

騎乗数は2863回で最も多い。その分、勝利数は3位だが、勝率では枠別で一番低くなっている。

ピンク帽でのG1制覇といえば、18年ダービーのワグネリアン。東京芝2400メートルでは不利といわれる外枠から思い切った先行策に出て、逃げ粘るエポカドーロをゴール前で半馬身差とらえた。19度目のダービー挑戦にして悲願の初制覇となった。

8枠でのG1勝利は他に、05年フェブラリーS(メイショウボーラー)、桜花賞(ラインクラフト)、06年エリザベス女王杯(フサイチパンドラ)の計4勝。


※ちなみに、G1を最も多く勝ったのは2枠で9勝。13年エピファネイア、20年コントレイルでの菊花賞2勝はともに2枠の黒帽だった。