【阪神11R・フィリーズレビュー】

◎(11)ルーフ

○(13)ブトンドール

▲(12)シングザットソング

牝馬の桜花賞は牡馬の皐月賞とは距離が違うため短距離馬でも挑戦するので、出走のボーダーラインは上がる傾向にあります。先週のチューリップ賞でモズメイメイ、コナコースト、ぺリファーニアの3頭が出走権を得まして他を本賞金順に並べると、リバティアイランド(4250万)、キタウイング(3850万)、○ブトンドール(2600万)、ライトクオンタム(2400万)、ハーパー(2250万)、ラヴェル、リバーラ、ドゥーラ(2000万)、ドゥアイズ(1750万)、シンリョクカ(1700万)、メイクアスナッチ(1650万)、ダルエスサラーム、ユリ-シャ(1600万)とここまでで16頭います。

フィリーズレビューとアネモネSで優先出走権が5枠ありますが13番目のシンリョクカまでは出走可能だと思われます。

以下はフジラプンツェル(1240万)、アロマデローサ、モリアーナ、ウンブライル(1000万)となります。

決まっている騎手はリバティアイランド(川田)、ライトクオンタム(武豊)、ハーパー(ルメール)、

ドゥーラ(戸崎)、ドゥアイズ(吉田隼)、ぺリファーニア(横山武)などでしょうか。現時点では2歳女王リバティアイランドと桜花賞5勝2着5回3着2回のディープインパクト最終世代ライトクオンタムの一騎打ちの可能性が高いと考えていますが、全く妙味には欠けます。近10年、フィリーズレビューの3着以内から桜花賞馬に成ったのはレーヌミノル(2017年2着)のみ、3着も昨年2着のナムラクレアだけなので直結はしませんが、今年も阪神芝1400メートルにフルゲート18頭がそろいました。

先週の阪神の日曜日は特別3レース全て先行争いが激化して差し追い込み馬の台頭が目立ちました。今年のフィリーズレビューは逃げて勝った経験のある馬が多く出走していて18頭中9頭います。阪神芝1400メートルは先行馬有利のコースではありますが、フィリーズレビューはここ10年で逃げ切りが1度もなく、2着もニホンピロアンバー(13番人気)のみ、3着もティズトレメンダス(11番人気)とキャンディバローズ(2番人気)の2回だけと先行馬には苦しい展開が多いレースです。

◎ルーフはスタート直後によれて置かれた新馬戦で勝ち馬スピードオブライトより1・3秒も速い3ハロン33・3秒の末脚で3着に追い込んだ経験があり、前走萌黄賞も好位から外に出して差し切り追っての味があることを見せました。ここは先行馬を射程圏に入れながら進めば抜け出せるメンバー構成とみて本命視します。

○ブトンドールは時計のかかる函館芝1200メートルで2連勝。スタートで遅れたファンタジーSも上がり最速34・2秒の末脚で2着、阪神JFは残り1ハロンで止まったとのことなので1600メートルが長かった可能性が高く、1400メートルなら巻き返しは十分でしょう。ただここは人気なので対抗評価にします。

▲シングザットソングはドゥラメンテ産駒だけに1400メートルは逆に忙しいでしょうし、ゲートにも不安があります。それでも過去3戦全て上り最速ですし、前走エルフィンSで首差先着を許したコナコーストがチューリップ賞で鼻差2着していることからも、展開が向きそうなここは3番手評価としました。

馬連(11)-(13)(12)

3連複(11)(12)(13)

3連単(11)(13)(12)、(11)(12)(13)

計5点×2000円=1万円



【中京11R・金鯱賞】

◎(11)ヤマニンサルバム

○(10)フェーングロッテン

▲(12)プログノーシス

年明けから12日間開催された中京競馬場は、1カ月ちょっとのブランクの間に昨年同様、芝の張り替えが行われました。金鯱賞が春の中京開幕週に行われるようになって7年目ですが、過去6年間は逃げた馬の活躍が目立ち、2勝(ギベオン、ジャックドール)2着2回(ロードヴァンドール、サトノノブレス)3着1回(ダイワキャグニー)とダノンプレミアムが勝った2019年以外は全て馬券圏内に入っています。

今年のメンバーは逃げ先行タイプが少なく、アラタやグランオフィシエも逃げて勝ったことが各1回ずつありますが、○フェーングロッテンと◎ヤマニンサルバム、マリアエレーナくらいしかいないと考えるのが普通でしょう。

○フェーングロッテンは昨年の白百合Sで中京芝2000メートルを逃げ切ったことがあり、前走中山金杯も逃げて鼻+頭差の3着でした。勝ったラーグルフが次走中山記念で2着したことからも評価出来る内容でした。

ただ◎ヤマニンサルバムは中京芝4戦4勝の鬼的存在、前走白富士賞も直線スムーズさを欠きながら諦めずに伸びて3着しており、初めての重賞挑戦でも中京コースなら2~3番手から抜け出せるとみて1着固定にします。さらにイスラボニータ産駒は中京芝コースに強く、特別勝利全10勝中5勝が中京コース。初重賞制覇も昨年のファルコンS(プルパレイ)でした。

▲プログノーシスは全【4・1・1・1】、川田騎手で4戦4勝、その他の騎手だと3戦全敗なので川田騎手に戻る今回は勝ち切れそうですが、スローペースの展開と開幕週の芝の張り替えでイン有利の馬場はマイナス材料と考えて3番手評価にしました。

馬連(11)-(10)(12)

3連複(10)(11)(12)

3連単(11)(10)(12)、(11)(12)(10)

計5点×2000円=1万円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス12万5000円。回収率37・5%)