競馬ファンが少なくないのが保安警備業界(私も副業で某企業の保安業務を請け負っています)。先日も、いまだ「飲む・打つ・買う」を地で行く保安警備員のI氏(推定60代)が顔面傷だらけで警備現場に現れたから驚いた。

右目は分厚い眼帯でふさがれ、額も圧迫ガーゼで止血していたI氏は「参ったよ。酔っぱらって転んじまってさ。この顔じゃガールズバーにも行けないし、競馬もパドック派の俺には大打撃。先日の凱旋門賞もパドックで良く見えたクロワデュノールがあの惨敗(14着)だから、酔ってけがした悪影響が馬券予想にモロに出ている感じだね。とほほほ」。

あくまで酔って転倒との主張を譲らないI氏だが、パンダのような青あざや顔全体の腫れ具合を見れば、いいパンチを数発もらったのは明らか。「巡回(警備)では鍵がうまく(鍵穴に)入らないし、現場移動で自転車に乗っている時も平衡感覚が怪しく、建屋に突っ込みそうで怖いんだよ。いい歳をして、酔っぱらってけがしているようじゃ保安警備員失格だよな。それにしても、あの若造~、今度会ったらただじゃおかねえぞ!」。

最後につい暴露した、対戦相手への負け惜しみに似た捨てゼリフ。ちなみに加害者が起訴されれば、ほぼほぼ前科がつくし、示談成立で不起訴になっても示談金(治療費、慰謝料、逸失利益など)は傷害の程度によって百万円単位に及ぶこともあるというから要注意。酔っぱらい同士のケンカほど無意味で危険なものはない。思い当たる節のある方は肝に銘じてくださいね。

で、酔っぱらいバトルでKOされた冒頭のI氏ですが、顔面ガーゼだらけで意気消沈かと思いきや、「今週は東京競馬場(写真)の富士山から御利益を授かり、府中のガールズバーに行く予定。眼帯のない左目でパドックを凝視し、凱旋門賞のリベンジといきたいね。むふふふ」。今週の保安警備で、入場門の南京錠を作業ズボンのポケットに入れたまま帰宅してしまったI氏。「鍵を持ち帰ったヤツはいても、南京錠を持ち帰ったヤツは初めてだ」と厳重注意された保安警備員I氏の“左目パドック馬券”に幸あれ!