あさって31日に盛岡で行われるせきれい賞(M2、芝2400メートル)には南関東からも多数遠征予定。大井のロードクエスト(牡9、渡辺和)は連覇を目指しての参戦だ。「去年のレースを見ると、やっぱり距離は長いと思うので、そこだけですね。ダートとは走りが全然違う。爪が悪いので、長期の休みは爪にはすごくよかった」と渡辺和師。芝だけを狙って始動する。

大目標は11月3日盛岡のOROカップ(M1、芝1700メートル)。今年もせきれい賞をステップに連覇を狙うが、1着馬に与えられる優先出走権は岩手所属馬に限られるという。交流競走の優先出走権は一部を除いて他地区所属馬にはその権利がないとのこと。10日に行われたオパールCも同様で、勝った川崎のウンにはOROカップの優先出走権は与えられないという。当時は公式ホームページの重賞日程などにもその説明がなく、8日付の当コラムではニュースリリースなどをもとに優先出走権が与えられると書いたのだが、それは誤りとのことだった。

当コラムがきっかけとなり、今回のせきれい賞からは『岩手所属馬に限る』と明記。周知の一助となれば幸いだ。【牛山基康】