15年8月4日に門別で迎えたデビュー戦から数えて142戦目、7歳になって迎えた20年1月15日の浦和移籍初戦から数えても60戦目、年齢を重ねてますます元気なパーソナルマキ(牡9、平山)がオーバルスプリントで初めて重賞に出走する。「南関東では今年が最後になりそう(10歳以上は前年に入着歴のあるA1馬だけ)なので、こういう大きいところも走らせてあげたいな」と女性調教師の平山師。まだB1の同馬に巡ってきた地元でのダートグレード競走出走のチャンスを生かした。

浦和での初勝利となった昨年1月7日から勝利は遠ざかっているが、その後も馬券圏内に飛び込むこと11回。しかもそのほとんどが人気薄。昨年は7月から8月にかけて5戦3着4回と毎週のように3連単を荒らしまくっていた。9月に入っても3戦3着1回。当時、思わず師に聞いたところ、休むと元気すぎてかえってよくないというから驚いた。それは今でも変わらないらしい。

今年は8月の2戦が連続3着。「元気いっぱいですよ。馬っ気もめちゃくちゃ強い(笑い)」と師。初めての重賞でも元気に走ってくれそうだ。