今月1日から南関東での期間限定騎乗を開始した佐賀の山田義貴騎手(20=山田徹)。今回は「前年(暦年)所属競馬場でリーディング5位以内の25歳以下の若手騎手」の枠で初参戦を決めた。期間中の所属は船橋の山下厩舎。大井での騎乗は今日25日の東京プリンセス賞が初めての予定だ。

デビュー2年目の昨年は佐賀リーディングで3位に躍進。昨年のNARグランプリで最優秀新人騎手賞に輝いた。「最初の年は飛田先輩を越したかったんですけど、全然届かなくて」。地方競馬通算最速100勝を達成した1年半先輩の飛田騎手の記録を目標にしていたという。その更新こそならなかったが、そこからペースが上がった。「2年目は9カ月ぐらいで100勝して200勝までいったので、それはめちゃくちゃ速くて良かったかなと思いますね」。仲がいいという同期で南関東最速100勝を達成した川崎の野畑騎手を抑えての受賞となった。

13日の船橋4Rで南関東初勝利。翌日も勝利した。期間中の目標は「道中さばいていったりとか、今まで佐賀でできていないことを身につけられれば」。さらなる飛躍のために経験を積みたいという。【牛山基康】