凱旋門賞と同じ日に行われた2歳G1のジャンリュックラガルデール賞(=旧グランクリテリウム、芝1400メートル、9頭立て、パリロンシャン)はクリストフ・スミヨン騎手が乗った7番人気の伏兵カミーユピサロ(牡、父ウートンバセット、A・オブライエン厩舎)が後方から鋭く伸びて優勝。仏2歳馬の頂点に立ちました。
このレースの本命馬だったアンリマティス(牡、父ウートンバセット、A・オブライエン厩舎)は末を甘くして5着でした。
カミーユピサロは1歳時のせりで125万ギニー(約2億5400)の高馬。アンリマティスはG1チェヴァリーパークSなどG1・2勝のテネブリズム(牝、父カラヴァッジオ)の半弟でした。
著名な画家のカミーユピサロとアンリマティスは、ジャパンカップに参戦がうわさされているオーギュストロダンと同じクールモアの持ち馬で、エイダン・オブライエン厩舎の所属馬です。
ロスアンゼルスやジャパンなど都市や国名や著名な人物を馬名にいただくことの多い“クールモア”の馬たちですが、他にどんな名前の馬がいるのか? 調べてみました。
ロードバイロン(牡2、父キャメロット、1戦0勝)…“バイロン”はゲーテが称賛したイングランドの詩人。
ヘンリーアダムス(牡3、父ノーネイネヴァー、6戦2勝)…米国の作家。
アルフレッドテニソン(牡2、父スタースパングルドバナー、4戦0勝)…英国の詩人。
イーゴリストラヴィンスキー(セン3、父ノーネイネヴァー、2戦1勝)…火の鳥で知られるロシアの作曲家。
ハンスアンデルセン(牡4、父フランケル、15戦3勝)…赤い靴、マッチ売りの少女。
バーナードショー(牡2、父イントゥミスチーフ、4戦1勝)…「愛国心とは、自分が生まれたという理由で、その国が他よりの優れているという思い込みのことである」(バーナード・ショー)
カミーユピサロ(牡2、父ウートンバセット、7戦2勝)…印象派を代表する画家。
ドラクロワ(牡2、父ドバウィ、3戦1勝)…同じくロマン派の画家ヴァンゴッホ(父アメリカンファラオ)は日本に輸入されています。
ヤンフリューゲル(牡3、父ガリレオ、4戦4勝)…“フリューゲル”はベルギーの画家。馬は9月のG1英セントレジャーを不敗で制覇しています。
ディエゴヴェラスケス(牡3、父フランケル、8戦4勝)…スペインの画家、馬は重賞3勝。
アンリマティス(牡2、父ウートンバセット、5戦3勝)…“マティス”はファンの多いフランスの画家。
著名人で言えば・ジャッキーオー(牝4、父ガリレオ、9戦2勝)も含まれそうです。波乱の生涯を送ったジャクリーン・ケネディ・オナシス夫人。ジャッキーオーは昨年のG1オペラ賞で首差2着。オナシス(牝7、父ドバウィ)という名前の姉がいます。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2024年10月10日現在



