夏の北海道開幕週を飾るサマースプリントシリーズ第1弾、函館スプリントS(G3、芝1200メートル、12日)の最終追い切りが8日、函館競馬場で行われた。「追い斬り激論」では東京のまりえこと三嶋毬里衣記者が桜花賞3着ナムラクレア(牝3、長谷川)を推奨。対する大阪の岡本光男記者はファルコンS勝ちのプルパレイ(牡3、須貝)をプッシュ。重量面の恩恵があって、若さあふれる3歳馬決戦を予測した。
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岡本 今朝の調教開始時の気温が7度。今年の函館は特に寒いね。
まりえ でも、天気が良くてすごく気持ちいいですよ。函館はすごく好きです。
岡本 確かに街の雰囲気はいい。ただ、函館は馬券は難しい。
まりえ いえいえ、函館スプリントSは分かりやすいですよ。軸はナムラクレアで決まりです。
岡本 えらい自信やね。
まりえ 桜花賞3着馬が50キロで出られるんですからね。先週から始まった3歳馬と古馬の混合戦でも3歳馬が大活躍しています。
岡本 確かに仕上がりは良さそう。最終追い切りは函館の芝で調教駆けする同じ3歳のメモリーレゾン(2勝クラス)を追走して馬なりで併入(5ハロン66秒1-11秒6)。先週は栗東坂路でラスト11秒3(4ハロン53秒4)とびっくりするような伸びだった。
まりえ それだけの時計で走れるあたりが、いかにもスプリンターです。長谷川師は「桜花賞は100点の競馬をして上位2頭にはかなわなかった。距離が短くなるのはいい」と言っています。
岡本 でも、甘くはないかもよ。去年、3歳で参戦したシゲルピンクルビーはフィリーズレビューを勝っていたけど、このレースでは9着。経験不足という印象だった。
まりえ 当時のピンクルビーはムラのあるタイプで阪神JF17着、桜花16着と崩れる時は大きく崩れていました。その点、ナムラクレアは7戦して1度も5着を外していません。桜花賞3着も直線で一瞬先頭に立つようないい内容でした。
岡本 同じ3歳馬でもパンチ力があるのはプルパレイじゃないかな。2走前に勝ったファルコンSはゴール前の伸びが強烈だった。M・デムーロ騎手は「この馬は(一生懸命走るのを)止めなければ、めちゃめちゃ走る」とほめていた。重量52キロも魅力やしね。
まりえ 前走のNHKマイルCで15着だったのは集中力が切れたのですかね。
岡本 須貝師は「ラスト1ハロン半でばったり止まった。明らかに(敗因は)距離やな」と。途中までのレース内容は良かったよ。以前は精神面に課題があったけど今は大丈夫そう。最終追い切りも函館の芝でモンファボリ(古馬2勝クラス)に先着した。前向きさを感じられる動きやったよ。
まりえ 前向きなのはいいことですね。
岡本 きみのコラムを読んでいたら、いかにもポジティブやもんね。
まりえ 函館スプリントの配当で、おいしいものを食べに行きますよ~。
◆3歳馬VS古馬 先週土日の「3歳馬が出走した混合戦」は東京と中京で計18レース。そのうち3歳馬が14勝を収めた。3歳馬が圧倒的に優勢だった。
◆函館スプリントSの3歳馬成績 過去10年(21年は札幌開催)で16年ソルヴェイグ、17年ジューヌエコールの牝馬2頭が優勝など【2 2 2 11】。勝率11・8%は年齢別トップで連対率23・5%、複勝率35・3%の数字を残している。

