白毛馬アオラキ(牡、田村、父ゴールドシップ)は4着に健闘した。

最後方発進となった序盤は1角で折り合いを欠き気味。向正面で落ち着きを取り戻すと、3角では父をほうふつとさせるまくりでポジションを押し上げた。勝ち馬から1秒4離されての入線だったが、随所に幼さを見せた道中でもあり、伸びしろを感じさせるデビュー戦だった。

池添騎手は「いつもの雰囲気と違いました。パドック、返し馬でもきょろきょろしていて、幼さを見せていました。ゲート練習をした金曜も遅くて、(発馬は)遅いだろうなと思っていたけど、案の定出ませんでした。しぐさも幼いですね。1角で頭を上げて、向正面で落ち着きました。スローだったので3角で動いて、長くいい脚を使っていたし、ここを使って良くなれば」と、2戦目以降の変わり身を期待した。

同馬はニュージーランドで生まれた白毛の祖母ジオペラハウスの血を引く一族。3代母の半兄はオーストラリアの歴史的名馬マイトアンドパワー。近親にはディープインパクト産駒初の海外クラシック(仏1000ギニー)制覇ビューティーパーラー、豪G1・4勝のモシーンなどがいる超一流の牝系出身。シラユキヒメを祖とするG1・3勝馬ソダシなどとは違う、新たなホワイトファミリーとして注目を集めている。