初日に続き、米国の良血馬をゲットだ。キーンランド・セプテンバー(9月)・イヤリング(1歳)セールの2日目(13日)、森秀行調教師(63)が一昨年の米年度代表馬オーセンティックの全弟(牡、父イントゥミスチーフ、母フローレス)を80万ドルで落札した。

オーセンティックは米国を代表する敏腕トレーナー、ボブ・バファート師が管理。コロナ禍で3冠競走が大幅に日程変更となった一昨年にケンタッキーダービー、BCクラシックを制し、米国の年度代表馬に輝いている。

2日目のセリも日本の競馬関係者は活発だった。ノースヒルズの前田幸治代表はクオリティロード産駒(牝、母ハードノットトゥライク)を50万ドルで落札。同オーナーは11年のこのセールで3冠馬コントレイルの母ロードクロサイトを落札(38万5000ドル)した実績があり、競走生活だけでなく、繁殖牝馬としての成功も楽しみな1頭だ。

現2歳世代でフォトンブルー、サイブレーカー、モルチャンの3頭が勝ち上がっている「TNレーシング」はリアムズマップ産駒(牡、母レイラ)を62万5000ドル、アンクルモー産駒(牡、母ニッキズチョイス)を60万ドルで落札。吉沢ステーブルはイントゥミスチーフ産駒(牡、母グッドバイブス)を47万5000ドル、「ジャスティン」「エリカ」の冠名で知られる三木正浩オーナーはクオリティロード産駒(牝、母カバーソング)を45万ドル、ウォーフロント産駒(牝、母デセプティブビジョン)を40万ドルで落札している。

ジェイエスは日本で種牡馬として活躍している米国のチャンピオンスプリンター、ドレフォンの半妹(牝、父カーリン、母エルティマース)を52万5000ドルで落札。他に母が米G1・2勝のイントゥミスチーフ産駒(牝、母イオタパ)を51万ドル、メダグリアドーロ産駒(牝、母ジェンダーアジェンダ)を20万ドルで落札している。