オニャンコポン(牡3、小島)は全出走馬に先駆けて唯一、水曜追いをかけた。美浦ウッドでの併せ馬。外ラチ沿いを走るルフィアンキック(古馬2勝クラス)の内を手応え良く回る。小島師は「久々にしては馬ができているので、そんなにやらなかった」と説明した。6ハロン85秒6-12秒3。大きなアクションはないまま、半馬身抜け出した。

春2冠で感じた差を埋める。ダービー8着から迎える秋初戦。小島師は「ダービーの上位5頭くらいには(東京の)坂下と坂上の動きを見て勝てないと思った」と振り返るが、夏を越して大人の階段を上った。春先に心身の負担によって生じていた皮膚病が出ることもなくなった。

見た目にも体力強化を感じさせる状況にある。「今はパワーアップしている分、道悪は苦手にしないと思う」。たとえ週末の空模様が崩れても、力は出せる。秋の路線を決める重要な一戦だ。